産 科
出産について
自然で安全な出産を目指します
妊娠初期の経腟超音波検査で子宮のなかを確認し異常妊娠や多胎妊娠を早期に発見することが出来ます。妊娠4ヶ月以降は、妊婦健診の際に胎児疾患の発見や赤ちゃんの表情を細かく観察することが可能です。ご家族も一緒にリアルタイムな映像をご覧いただけます。一人ひとりの出産、赤ちゃん誕生の瞬間が安全でかつ心に残る思い出になるようお手伝いいたします。
妊娠・出産は人生における大きなイベントです。安全でリラックスした環境のなかで新しい生命の誕生の喜びと幸せのときをに快適に迎えていただくためきめ細やかな診療に努めています。基本的に当院では自然分娩を主体としております。胎児と母体の状態をこまめにチェックしながら、ご家族の皆様が立ち会える分娩、分娩体位を自由に選択できるフリースタイル分娩、カンガルーケアなど、多様化する分娩様式にも幅広く対応していきたいと考えています。
ご出産の直後は、赤ちゃんにとってはとても大切な大きな変化の時です。そんな赤ちゃんをお母さんと赤ちゃんが胸と胸の肌を合わせ、ゆっくり過ごそうという早期母子接触も行っています。お母さんにとっては赤ちゃんとの最初の肌と肌の触れ合い。保温、感染防止、母乳育児そして親と子の絆の形成のためにも大切だとされ、赤ちゃんにとっては今までおなかの中で聞いていたお母さんの心拍のリズムを聞くことができて安心することができます。もちろんご主人もご家族もぜひ抱っこをして触れ合ってください。
【出産までのスケジュール】
<妊娠初診〜12週ごろ>
胎児の異常の早期発見のため、2週間に一度の受診をお勧めします。妊娠8週頃に分娩予定日が決定しましたら、妊娠届出書(母子健康手帳の交付用紙)をお渡しします。所轄の保健所または市役所で母子健康手帳をもらい、次回健診時にお持ち下さい。添付の妊婦健康診査受診票(1)を使用し、一部公費負担で妊娠初期血液検査を行います(一部自費負担がありますので、約1万円かかります)。
<12週〜23週ごろ>
異常がなければ4週間に一度の健診になります。
*戌(いぬ)の日5ヶ月(16〜19週)に戌の日の着帯指導を行っております。ご希望の方は当日直接診察時間内にさらしをお持ちください。ご自身の戌の日をお知りになりたい方はスタッフにお知らせください。
<24週〜35週ごろ>
異常がなければ2週間に一度の健診になります。
<36週以降>1週間に一度の健診になります。胎児心拍モニター検査を受けてからの診察になります。
<41週以降>
予定日超過の場合は3日毎に受診して下さい。
41週を超えた場合は分娩に向けて入院をお勧めする場合があります。
※ 毎回の健診内容は、血圧・体重測定、尿検査、超音波検査、内診です。
中期・後期には貧血検査、帯下検査、心電図検査があります。
※ 異常があれば、週数に関係なくご来院ください。夜間・祝日の場合は必ず電話連絡の上、ご来院ください。
(1) 妊婦健康診査受診票は、週数に応じて使用しますので住所・名前を記入の上、母子健康手帳に挟んでおいて下さい。